半端者のつぶやき

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2012 被災地 初めての地

昨年、南三陸町を見た時は初めて「言葉を失う」体験をした。
言葉を失うから感情が無くなるのか?
感情が無くなるから言葉を失うのか?・・・それはわからない。
圧倒的な破壊の光景に、感情の起伏がこのままでは制御できないから、心が何かをシャットアウトしたような……
言葉は、感情があって初めて言葉として口から発せられる・・・事を実感した昨年。

昨年はまったく近づけなかった、福島県南相馬市に向かった。
しかし、南相馬市を初めて訪れ、言葉を失うのではなく、最初から表現する言葉を持っていない事に気付く。
どんな言葉を、例えば、言語学者などが知識を総動員したとしても、きっと表現できないだろうと…どんな言葉も無意味、そう感じた。

南三陸町から、東北自動車道に乗り、仙台東部道路を経由して、国道6号線を南下する。片道約200kmの旅。
国道6号線を南下し、福島県に入ると、仮設住宅の案内表示看板が目についてくる。
震災の影響はあまり感じない。
南相馬1

それが、相馬市から南相馬市に入ってしばらく走ると、車の中でも異様な空気を感じとる。

計画的避難地域
「平成23年(2011)3月に発生した福島第一原発事故に伴い、政府が住民に対して、区域の指定から約1か月の間に避難のため立ち退くことを求めた区域。福島第一原子力発電所から半径20キロメートル以遠で、居住し続けた場合に1年間の積算線量が20ミリシーベルトに達する恐れがある地域。福島県の葛尾村・浪江町・飯舘村、および川俣町と南相馬市の一部。原子力災害対策特別措置法に基づいて、4月22日設定された。」

南相馬市小高地区
南相馬市は分断されている。
この先が半径20km圏内の、まったくいつになれば戻れるのか?わからない地域。
南相馬2
ここ半径20km以遠のここ小高地区も、今年4月に非難区域が解除されたばかり。
街の看板や家並みや景色は何ら変わらない、海岸が見える地点では、津波の影響が見えるが、それは今まで他の被災地で見てきた光景。
しかし決定的に違う事……

それは人が居ない事。
人が住んでいない事。
人が歩いていない事。
南相馬10
異様な空気。
胸を締め付けられる感覚。
引き返したくなる、南相馬に入ってから、見た事にして引き返そう……何度も思った。
南相馬12
南相馬11
一言で言えば恐怖。
オカルト的恐怖ではない。
ゴーストタウンと化した街。
人の気配のない街。
行き交うのは車のみ。
誰も人がいないのに、やたら多いパトカー。

怖かった。
初めて体験する恐怖。
人がいて人は初めて安心する事を体験する。

信号だけが光っている。
南相馬3
ここの一帯は、今年4月の立入制限が解除されたが、各戸に電気のみが復旧しているだけで、がれき処理はH25年度(来年4月以降)、商店などの商業施設の復旧はH26年度に計画されている。
人が戻れるわけがない・・・

いまだに津波で壊されて車
南相馬4
流された自動販売機
南相馬5
壊れたままの家々
南相馬6
南相馬9
南相馬7
誰もいない。
烏と雀がやたら多く飛んでいる。
車は通り過ぎても、人と会う事はない。
時間の止まった街・・・
しかし自分の時間は動いている。
そのギャップに恐怖した。

人は人がいて初めて生きていけるのだと実感する。
そして、共に生きている、時間を共有する人がいるから生きていける。
人は絶対に一人では生きていけない事を痛感した。

国道沿いから外れて、誰もいない家々も見ていると、一人そこの家人と思われる人が(奥さん?)自宅と思われる家を見にきていた。
この日、ここを訪れて初めてみた「人」だった・・・
南相馬8
小高地区を少しずつ離れていくと、仮設住宅があった。
野球場に仮設住宅を建てていた。
南相馬13
ここに入居している方たちは、津波の被害にあわれた方なのか?それとも原発で非難してきた方なのか?わからない。
しかし、この仮設住宅の目の前には、なんの被害にもあわずに、3/10以前の姿のままにある豪邸があった。
南相馬14
なんと言葉にしたらいいのか・・・わからない。
いやわからないのではなくて、言葉がないのだ・・・

昼ごはんを食べずに、南三陸から南相馬にやってきた。
お腹がすいたので、食べれるところを探しても、看板はあってもお店はベニヤを張ってやっていない。
今まで立入禁止だったのだし、今も日帰りしか入れないのだからそう変わりはない。
ずっとずっと車を走らせて、今までの禁止区域を出てからようやく見つけたラーメン屋。
そこでラーメンを食べる。

ここでラーメンを食べれて良かった。
たった750円だけど、この街に住む人に750円が直接わたる。
来年も、この街で昼ごはんを食べよう。
商店は増えていないけど・・・
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  1. 2012/08/24(金) 22:53:40|
  2. 被災地
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